アサヒビールが、2004年に出資した子会社で、韓国の飲料業界3位のヘテ飲料(本社・ソウル市)の保有株の売却を検討していることが3日、分かった。不採算状態が続く韓国の飲料事業の見直しの一環。韓国で飲料首位のロッテグループに、飲料事業に関する提携策を打診するなどの選択肢も浮上しているもようで、韓国の飲料事業を抜本改革する考えだ。アサヒは2012年までの中期経営計画の中で、韓国のヘテ飲料について「構造改革で収益性の改善を図る」との方針を示していた。ただ04年の出資後、ヘテ飲料の経営状況は厳しい。主力ブランド「サンキスト」の販売低迷などで、出資前の03年12月期に約350億円だった売上高は、今期は約200億円に減る見通しだ。営業損益も24億円の赤字となる見込み。当初は11年を目標に黒字化を目指していたが、経営状態の悪化が続き見直しを迫られていた。また、ロッテグループとは05年以降、韓国で主力ビール「スーパードライ」の販売などで協業関係にある。ヘテ飲料の売却が実現した場合、ロッテグループとの協業を拡大させたい考えだ。アサヒビールでは「見直しの検討はあるが、具体的に決まった事実はない」とコメントしている。ビール各社は近年、国内のビール類需要の低迷に伴い、成長市場の取り込みに向けて、海外でのM&A(企業の合併・買収)戦略を積極的に進めている。ただ、アサヒ傘下の韓国ヘテ飲料については、買収の失敗例となる可能性が強まってきた。
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