たばこ自販機用成人識別カード「タスポ」なしでたばこが買える「顔認証方式」自販機で、京都府内の小学4年生の男児(10)が今年2月、成人と誤って識別され、たばこを購入していたことが分かった。京都府警が男児に協力してもらって実験を行い、購入できることを確認した。顔認証方式を認可した財務省や製造会社は「小学生が誤識別された例は聞いたことがない」と戸惑う。【田辺佑介】府警少年課によると、父親が男児がたばこを持っているのに気付き、問いただすと「自動販売機で買った」と話した。相談を受けた少年課は今月上旬、男児が購入したと話した路上の自販機で実験を実施。男児が自転車のフレームに乗り、自販機のやや高い位置にあるカメラに顔を近づけて確認ボタンを押すと、成人と認証された。顔認証方式自販機は、内蔵されている年代層判定システムで、目や口の大きさや骨格などを数値化して年代を判断。成人と識別できなければ運転免許証で確認する。未成年者の購入が防げるとして、昨年7月の認可後、全国で5200台が設置されている。府警は、府内で中学生が誤識別された例を少なくとも5件把握しているという。府警少年課は「財務省やメーカーなどに、未成年者が自販機からたばこを購入しないよう必要な働きかけを行っていきたい」としている。自販機メーカーは「原因は調査中。より基準の厳しいソフトに順次更新しており、該当の自販機のソフトも更新した」としている。ただ、更新後にこの男児が購入できたかどうかは未確認という。
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