スズキが15日発表した2023年3月期連結決算は、売上高が前期比30.1%増の4兆6416億円、純利益が37.9%増の2211億円となり、ともに過去最高を更新した。原材料価格の高騰を踏まえた海外での値上げが貢献し、円安進行も追い風となった。主力市場のインドで四輪車、二輪車とも販売を伸ばした。オンラインで記者会見した鈴木俊宏社長は「日本でも値上げしていく」と説明。電動化などへの投資を加速させる考えも示し「いろんなメーカーやスタートアップ企業と連携して取り組みたい」と語った。24年3月期は、売上高が5.6%増の4兆9千億円と過去最高を更新すると予想。
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